ホロヴィッツ(*o*)♪
バッハ、ヘンデルと同い年(1685年生)でもある
ドメニコ・スカルラッティのレパートリーをもう1曲作りたかったので
曲選びのため
大学図書館で楽譜&膨大な量のCDを聴きまくっていたのですが
(というのもスカルラッティが作曲したソナタの曲数は555曲にのぼると言われます。
スカルラッティは、ポルトガル王家の宮廷楽長として、教会音楽や祝典音楽を作曲するかたわら
王女のためにチェンバロの練習曲として、たくさんのソナタを作曲をしていたと言われます。)
チェンバロで録音された全集をざーっと聴き終えて
その後たまたま聴いた(今思えば禁断症状^^;)
ホロヴィッツの演奏するスカルラッティは
疲れきった耳にあまりに美しく
彼がそのCDに録音した6曲のスカルラッティすべてを弾いてみたくなってしまいましたが
とりあえず1曲を選びました。
ホロヴィッツのスカルラッティは以前からたまに聴いていて
心にすっと染み込んでくる 魅力的な演奏です。
しかしスカルラッティの時代には
音の減衰の激しいチェンバロで演奏されていたことを考えると
ホロヴィッツの演奏(ピアノ)は
ペダルを多用し ルバートはややもするとロマン派を連想させるのですが
聴いていて、なぜかしっかりとバロックの様式感を感じることができたのです。
(*o*)なぜ?
探り中ですが
たぶん・・・重要なところの拍感がかなりしっかりとあることと。。。
ここでライナーノート(CDについている小さな冊子)を見てみてびっくり!
著者の方が注目していたのは・・・
以下抜粋です↓
ドメニコ・スカルラッティの時代とホロヴィッツの演奏で
リアリティがあるのはルバートの問題である。
チェンバロの表現法というのは音の強弱が楽器として出ないから、
各音の音の長さで音の強さをあらわすということがある。
つまりティラリラリという旋律の第1拍目を強調したいなら、
ティ~ラリラリと演奏するわけで、
ホロヴィッツは完全にショパンの時代のルバート感覚でやっているにもかかわらず
時代様式的に似ていると言えなくもない。
・・・・・・・・・・・・
おおおぉぉぉおお(゜ o゜)
まさに・・・・
そのとほり(^o-)
ホロヴィッツのセンスには常に驚かされます。
中毒になるくらいです。